なぜ少子化になるのか分かった【当たり前の話】

なぜ少子化になるのか分かった【当たり前の話】育児と生活

みなさん、こんにちは。

ボクはいま、4ヶ月の娘の育児に奮闘しています。いろいろ大変ですが、なんとか育児に食らいついています。

少子化」ということについて、少し思い至ったことがあるので、書いてみます。

■子どもを育てたくない

少子化の理由についてひとことで言うと、こういうことだと思います。

子どもを育てたくない

ただ、その背景はさまざまだと思います。ボクは実際に子育てをしてみて、下記の点は本当に切実だと感じました。

  • 子育てそのものの苦労
  • ・頼れる人の不在
  • 夫婦の関係性の変化
  • ・お金とキャリア
  • ・自分の人生と子どもの人生
  • ・もう一人ほしいと思えるか

誤解がないように言っておくと、子どもはめちゃくちゃかわいいし、大切な存在です。

ただ、子どもができると、手放さなければいけないことや、優先順位を下げなければいけないものも多くなる、ということです。

■子育てそのものの苦労

子育てって、それ自体がすごく大変ですよね。

ボクの子どもはいま、生後4ヶ月ですが、まだ意思疎通もできず、言うことを聞いてくれるわけではありません。泣く理由がわからなかったり、ミルクを飲んでくれなかったり、育児がうまくいかないことも多いです。

にも関わらず、「ちょっと離れてみる」とか、「一時中断して」ということはできません

子どもが生まれてから独り立ちするまで、手のかかり具合や心配することの性質は変わるとは思いますが、約20年にわたって、気にかけ続ける必要があります。

実際に育児をやってみて、思っていたよりも大変だということを身をもって感じています。

■頼れる人の不在

核家族化が進んでいる」という話があります。

ちなみに核家族とは、以下の三種類があるようです。

夫婦のみの世帯
 世帯主とその配偶者のみで構成する世帯をいう。
夫婦と未婚の子のみの世帯
 夫婦と未婚の子のみで構成する世帯をいう。
ひとり親と未婚の子のみの世帯
 父親又は母親と未婚の子のみで構成する世 帯をいう。

『グラフでみる世帯の状況』 P53 厚生労働省

ちなみに、核家族世帯数の推移ですが、1986年に60.9%(14.4 + 41.4 + 5.1)だったのが、2016年時点で60.5%(23.7 + 29.5 + 7.3)なので、ほぼ横ばい、増えているわけではなさそうです。

ただ、単独世帯の割合は18.2%から26.9%に増えています。
同時に三世代世帯(世帯主を中心とした直系三世代以上の家族)は15.3%から5.9%へ減っています。

厚生労働省『グラフでみる世帯の状況』 P6

つまり、起こっている現象としては、核家族が増えたのではなく、三世代世帯(=おじいちゃんやおばあちゃんと一緒に暮らす世帯)が減り、単独世帯(=ひとり暮らし)が増えた、ということです。

子育てをする人にとっては、頼れる親類が近くにいない、というのは非常に困った事態です。

ちょっと息抜きしたいとき、料理をする時間が取れないとき、あるいは子どもが熱をだしたとき、自分の両親に頼れるか頼れないかには、かなり大きな違いがあります。

ならば両親と一緒に暮せばいい、という簡単な話にはなりません

ボクもそうですが、パートナーの両親と同じ屋根の下に暮らす、というのはなかなか大きな勇気が必要になります。

それも、一時的というわけではなく、これから先ずっと、ということですから。

すでに子どもがいる場合は少し話が変わりますが、現時点で子どもがいない夫婦が、子どもを育てるために両親と同居する、という判断をするでしょうか。けっこう微妙ですよね。

結果として別々に暮らす場合、物理的なヘルプをお願いすることも難しく、何かに悩んでいるときの相談相手もいないということになります。
これはけっこうキツいと感じます。

■夫婦の関係性の変化

子どもが生まれることで、夫婦の関係は変わります

女性はいち早く母親としての自覚が芽生え、お母さんとして行動するようになるのに対して、男性はなかなか父親になる実感が持てません。

そういう意識の差や、教育方針の差によっても、意見がぶつかりケンカになるケースは増えると思います。

「教育方針」というと「どの学校に入れるか」というような大きな判断が必要なイベントのように感じますが、単純に「テレビはできるだけ見せない」とか、「本の読み聞かせをたくさんする」とか、そういう日常的な子どもとの接し方も「教育方針」です。

やがて離婚に至るケースもあるでしょうし、離婚はしないまでも関係がこじれてしまうケースもあると思います。

関係性の変化は、子どもが悪いわけでは決してありませんが、子どもに起因していることは確かだと思います。

そうなると、目の前にいる子どもはなんとか育てられたとしても、二人目が欲しいとは思えなくなるのではないでしょうか。

■お金とキャリア

切っても切り離せない、お金とキャリアについても大きな壁になります。

育児休業給付金は、一般的に「3分の2は保障される」と認識されていると思いますが、じつは上限額が決まっています

ボクの場合、毎月の手取り額は働いてたときの半分以下になりました

にも関わらず、子どものために必要なものを買い揃えると出費はかさむんですよね。
結果として、貯金を切り崩す生活になります。

また、仕事についてもそれなりに大きなハンディキャップを負ったと感じています。

これはいつか別の記事にまとめたいと思いますが、おそらく出世コースからは外れたのかなと感じますし、なかなか冷たい言葉をかけられて育休に入っています

まぁ転職するなり対応はできるので、あまり気にしていません。

とは言え、簡単にキャリアを捨てられるはずもありませんし、収入減少が家計にダイレクトに響いてしまうこともあると思います。

こういうことを考え始めると、「育休を取らない」ことが最適解になってしまうので、育休はやはり勢いだと思います。

■自分の人生と子どもの人生

子どもが生まれると、否応なく、子どもが家庭の中心になります。

つまり、自分のやりたいこと、趣味にかけられる時間やお金は、確実に減ってしまいます

これが嫌な人もけっこうたくさんいるのではないかと思うのです。ボクもそうです。

Youtubeをやりたいし、ブログもやりたいし、投資の勉強もしたい、筋トレも続けたい。
けど、どれも大したお金のかかる趣味ではありませんが、かけられる時間が減ってしまいます
もしかしたら、お金を切り詰める必要がでてきて、フィットネスジムのお金を払えなくなるかもしれません

そうして自分のことをあきらめ始めると、「あれ、俺まだ30代だけど、これから先は子どものためだけに生きていくのかな」と、ちょっと寂しい気持ちになったりします。

まだ30代、もう30代ですが、何者かになりたい、なれると思って、ボク自身も日々がんばっているわけです。

もちろん、子どもには十分な教育を受けてもらいたいし、不足なく満ち足りた生活を送ってほしい。

だからこそ葛藤するわけです。

■もう一人ほしいと思えるか

人口置換水準という言葉があります。

人口の増減は、出生、死亡、ならびに人口移動(移入、移出)の多寡によって決定される。
ここでは移出入がないとすると、長期的な人口の増減は、出生と死亡の水準で決まることになる。
そして、ある死亡の水準の下で、人口が長期的に増えも減りもせずに一定となる出生の水準を「人口置換水準」と呼んでいる。

『日本の将来推計』国立社会保障・人口問題研究所

外国からの移民などを考慮しない場合、人口を保つためには合計特殊出生率が2.07必要と書かれています。

つまり、女性一人あたり3人の子どもを生まないと日本の人口が減っていってしまう、ということです。

日本のために子どもを生むべき」などとは思っていません

ただ、一人目の子育てがうまくいって、二人目、三人目が欲しいと思えないと、少子化に歯止めをかけることはできない、ということです。

■まとめ

子育ては大変だし、自分の時間もほしい。
だけど近くに頼れる人はいないし、パートナーともケンカばかり。
お金もなくなってきて、仕事面も不安。

これでは、子どもがほしいと思えなくても仕方ないのかなと思います。

何かインパクトのある政策とかが背中を押してくれると良いのですが、にちゃんねる創設者のひろゆきさんが、『1人産めば1000万円支給』で少子化は解決する」と言っていました。

実現可能性はわかりませんが、ボクはいい案だと思います。
ネットでは賛否ありますが、なにしろ「子どもを生みたい」と思えないとスタートできないのです。

それが「1000万円のため」でもいいと思うのです。

本来、子どもを生むことに意味なんてないと思うのですが、いまの時代、何か意味がないとわざわざ子どもを作ろうなんて思わなくなってきてしまっていると感じます。

単純に「子どもがほしいから」という理由だけでは一歩が踏み出せない人がいるのは仕方ないと思います。
もう一つ、背中を押す「何か」が必要なのであれば、それが1000万円でもいいのではないでしょうか。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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