第1回:新卒で入社!編集プロダクションとは【出版業界】

第1回:新卒で入社!編集プロダクションとは【出版業界】仕事とお金

みなさん、こんにちは。

今日から3回くらいに分けて、ボクの就職・転職遍歴を書きたいと思います。

業界や職種など、就職・転職を検討している方の参考になるように書いてみたいと思います。

こんな感じで書いていく予定です。今回は第1回目です!
(ネガティブな内容が多いですが、最後に反省しています笑)

■編集プロダクションとは

編集プロダクション」って聞いたことありますか?

テレビ業界も似た構図があって、まず「テレビ局」があり、業務委託先として「番組制作会社」があります。
出版業界の場合、出版社があって、委託先に「編集プロダクション」があります。

要は、出版社の下請け企業です。出版社の依頼を受けて、本を作ります。

企画を練って、著者や監修者にアポを取って依頼して、ライターさん、イラストレーターさん、カメラマンさん、デザイナーさんと一緒に1冊の本を作り上げていきます。

■業務の内容について

ステップにすると、下記のような感じ。

  • 企画を決める(ただし、これはあまり自分で決められなかった)
  • 企画にあった著者、監修者を決める
  • 著者、監修者にアポ。仕事を依頼する
  • 本のラフを描く(ボクは図解本をやっていたので、各ページのラフスケッチみたいなものを描く)
  • 必要となる素材(文章、イラスト、写真など)を発注する
  • 素材をまとめて、デザインをお願いする
  • 印刷に回して校正する

ボクが勤めていた編集プロダクションでは、基本的に本の内容だけを作っていました
本当は表紙や装丁など、ほかにも必要な業務はあるのですが、この辺は出版社側で行なっていました。

■企画について

書籍編集者の醍醐味と言えば、自分で企画を考え、それを本にして、世の中に流行を生み出す、という「仕掛ける」側に立てること、だと思います。

ただ、厳密に言うと、企画自体は出版社からお題として下りてくることがほとんどでした。

ボクが勤めていた編集プロダクションは、大手の出版社と取引がありましたが、シリーズものの書籍を任せてもらっていて、テーマも決まっていました。
なので、「自分で企画を考えて通す」というようなことは、できなくないけどほとんどない、というのが実態。

いま思えば、会社としても「新しくて面白い企画を考える人間がほしい」というよりは、「何よりも目の前の仕事を正確に素早く仕上げてくれる人間がほしい」という感じが強かったと思います。

なお、著者や監修者についても、出版社側が「この方にお願いして」ということを言ってくることがほとんどで、基本的に下請けとしては、それにならって業務を進めていくことになります。

■仕事の忙しさについて

この会社には3年半勤めましたが、土日出勤や徹夜は当たり前でした
土曜日は隔週で出勤日になっていて、週休2日でもなかった、というのが正確です。

みんな当然のように終電くらいまで仕事をしていました。

実際、作業量自体はたくさんあるし、こだわりを持てば持つほど終わらなくなります

遅くまでやっていたり、土日に出社していると「最近がんばってるな」という評価をされる、まぁいわゆる古い体質の会社でもありました。

■給料について

基本給は17万でした。いまも手元に給与明細が残っています。

残業時間だけで言えばかなり長時間労働でしたが、「裁量労働制」ということで残業代はゼロ

一応、固定で3万円分、深夜手当と休日手当がついていました(固定でいいんですかね?!)。

額面で20万円、手取りで17万円くらい。

これが3年半続きました笑

■採用や転職について

ボクが入社した年、ボクを除いて5名の同期がいました。

半年後、同期は全員辞めていました

それなりにハードワークではあったので、合わない人はすぐに辞めていきます。

ちなみに会社の規模は20人程度。その規模で新卒を6人採用するのは、すぐ辞める人がいるのが前提になっているからです。
会社としては全員残るなんて思っていないので、辞められても構わないわけです。

かつ、出版業界に対しては憧れを持っている人がたくさんいるので、来年の新卒でまたそのくらいの人数は余裕で採用できてしまう

ボク自身、憧れで出版業界に就職を決めたところがありますが、これはかなり大きな後悔の一つです。

もっといろいろ考えて就職を決めた方が良かった。

■いま振り返ってみて

「業界」と言ってしまうと大げさですが、少なくともボクが垣間見た出版業界は、こんな感じでした(優良な出版社も多いと思います)。

いろいろネガティブなことを書きましたが、本当に優秀な人であれば、どんな場所にいてもしっかり結果を出して、やりたいことをやれる場所にあがっていくことができると思います。

ボクの場合は、言ってしまえば、その立場に甘えていました

企画は下りてくるもので、自分で企画を考えるということをやめてしまった。
周りがみんな遅くまで残っているので、そういうワークスタイルを身につけてしまった。

それでも、当時はすごく大変だと思っていたし、土日出勤している自分を頑張っていると思っていました

後になってみてわかることが、結構あるものです。

いま、あのときにタイムスリップできたら、やり方を変えられるか。

できないかもしれません笑 やっぱり先輩や上司に逆らってまでやり方を変えようと思える気概は、当時は持っていなかったと思います。

第1回はこんなところで。
明日、第2回を書きたいと思います。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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