育休を取るときに、会社から言われた言葉【実話】

育休を取るときに、会社から言われた言葉【実話】育児と生活

みなさん、こんにちは。

育休を取るという決断には大きな勇気が必要だと思います。

いざ、育休の取得を会社に伝えたとき、どういう反応が返ってくるかで、その会社のスタンス、考え方がわかると思います。

今回は、ボクが育休を取るということを伝えたときに、会社から言われたことをまとめてみました。

なお、ネガティブな発言をまとめましたが、応援してくれる人、あたたかい言葉をかけてくれる同僚もいました。
その方々には、本当に感謝しています。

引き継ぎ等でご迷惑をおかけした方にも、感謝しています。

■会社のなかでのボクの立場

会社のなかの立ち位置によって、かけられる言葉も変わってくると思うので、まず会社のなかでボクがどういうポジションにいたかを書きたいと思います。

会社は100名以下の規模のITソフトウェアベンダーです。

ボクは勤続7年ほど。50名以下の規模のときに入社していて、人の入れ替わりもあるので、中堅~古参と言えるのかなと思います。

役職はありました。小さいチーム(というか実質ボク一人)ですが、会社のメイン事業とは少し離れたところで、事業企画のようなことをやっていました。

ただ、何度か会社都合でペンディングになったりしていて、ボク自身の力が足りなかったりで、ここ1年ほど大きな成果は残せていませんでした。

なお、会社としては在宅勤務やオンラインミーティング、リモートワークなどは積極的です。
新しいサービスもどんどん取り入れようとしていて、先進的な志向の会社だと思っています。

■「引き継ぐ人がかわいそうだね」

これは社長に言われた言葉。

ボクが進めていたプロジェクトは、中断したり再開したりを繰り返していて、かつボクが実質一人で進めていたので、育休を申請したとき、正直「このプロジェクトはお蔵入りになるな」と思っていました。

ただ、放り投げていくわけにもいかないので、プロジェクトに巻き込んでいた人の中から、引き継いでくれる人(Aさんとします)を見つけて、業務説明もしていた状態。

男性社員が育休を取るらしいということを聞いて、社長に呼ばれていろいろ説明していたとき、この言葉を言われました。

社長からは、「なんとか休まずに仕事を続ける道はないのか」と説得されたのですが、ボクとしては「プロジェクトもペンディングしているし、休んでも大きな影響も無いはず」ということを説明していました。

「引き継ぎはどうするの?」と言われたときに、「Aさんにお願いしています」と答えたところ、「Aさん、かわいそうだね、忙しくなっちゃって」と。

Aさんに別業務があることは分かっていて、Aさんの上司とも折衝済み、もちろんAさん本人からも了解をもらっている状況です。

こういう言葉、女性社員にも言うんですかね?
これまでも女性社員は何人も育休を取っていますし、役職のある女性が育休を取ったケースもあります。
同じことを女性に言ったら100%パワハラ案件だなと思いつつ、男性に対しては普通に言うんだな、と感じたことを覚えています。

これまで、それなりに会社に貢献したと思いますし、会社のためにと思ってがんばったシーンもありますが、スーッと我に返る言葉でした。

■「本当の気持ちは話してくれないんだね」

同じく、社長に言われた言葉。

どうしても「休む」というボクに対して、どうやら「何か裏がある」と勘ぐったようです。

「辞めたいの?」とかいろいろツッコまれていたのですが、納得できる答えを口にしないボクに対して「本当の気持ちは話してくれないんだね」と。

ボクとしては、単純に「子どもが生まれる」「嫁さんも大変だろう」「ボク自身も家族のそばにいてあげたい」というだけなのですが、結局信じてもらえず。

むしろ、そういう理由を説明すると、「すごいね、俺の時代ではありえないよ」と笑われました。

結局、この言葉を最後に、席を立って部屋を出ていってしまいました。
小さい会社なので、社長とも社内で頻繁に会うのですが、この会話のあとはほぼ無視されました。

それまでは信頼していた社長なだけに、これもけっこうショックを受けたひと言です。

■「なんでもっと早く言ってくれないの?」

これも社長から言われました。

正直、”こういう感じ” になるとなんとなく思っていたので、ボクとしては慎重になっていました。
直接、業務上の関わりがない社長に対して、早期の報告が必要であるとも考えていませんでした。

が、報告されない側はきっと、直前(とは言え、休みに入る1ヶ月以上前)に報告を受けるのは納得がいかなかったのだと思います。

引き継ぎを依頼していたAさんを含め、同僚には早めに相談していたし、人事部や直属の上司にも早めに報告していました。

納得できないことに対して嫌味っぽくなるのは、まぁ人として仕方ないのかなとは思います。

が、復帰するというよりは転職も考えなくちゃなと考えています。

■「とんでもない決断したね」

直属の上司に言われた言葉です。豪放磊落な上司で、たぶんそういう自覚もある方。

「俺なんて、ずっと家にいたらカミさんに『たまらない』って言われるよ」とのこと。

いま思い返してみると、言葉に悪意はなかったのかもしれません。

単純に自分の価値観と違う決断をした人に対して驚いただけ、それが言葉になっただけなのかもしれない、とも感じます。

ただ、次の言葉があったので、やっぱり多少の嫌味が入ってるのかなと思っています。

■「従業員一人ひとりに、きちんと説明して回った方がいいよ」

「俺ならそうするね」ということでした。

メイン事業部から離れて数年経っているし、直接的に迷惑をかけてしまう人はほとんどいない、と考えていました。どちらかと言うと、ボクは外部から余計なことを言ってくる邪魔者になっていた。

「同僚として報告が必要」というのはわからなくないのですが、「一人ひとりに口で説明すべき」というのは、ちょっと「??」です

オフィスが複数あるし、在宅勤務で出社していない人もいる。ボクが会社の主力事業部を離れたあとに、その事業部に入社した人もいたりして、「顔はわかるけど話したことない」という人もけっこういます。

顔だけ知ってるという人がいきなり会いに来て、「育休取るんです」という説明されても、「あぁそうなんですね」としかならないのかなと感じています。

結局、社内SNSで報告はしましたが、直接の報告はしませんでした。

まぁ、これも良かれと思って言ってくれた言葉なのかもしれません

■「奥さん、病気か何か?」

これは、先輩社員から言われた言葉です。

おそらくは心配してくれての言葉だと思います。

ただボクは、この言葉に男性の育休に対する考えが凝縮されていると感じました。

つまり、パートナーが病気や怪我などで一人では十分に育児ができないから、男性が育休を取ってフォローに入るのだ、という思考回路です。
そうでない限り、男性が育休を取る理由がないと考えている。

ボクの解釈は少し飛躍しているかもしれません。

ただ単純に、男性が、育児と家事をするために育休を取る、ということは、やはり全然普通のことではないんだなと思い知りました。

■男性が育休を取ることは異常事態

全然、まだまだ一般的なことではないのです。

「男性が育休を取る」という報告を受けた上司や先輩は、なんとかその異常事態を理解するために、「あいつは会社を辞めようとしているんだ」とか、「奥さんが病気だから仕方ないんだ」とか、そういう理由を探します。

もっとうまくやる方法があったという気もします。
きちんと時間をかけて根回しすれば、全員の賛同を得られたかもしれません。

ただ、(人によっては)いきなりこの話題をぶつけることで、素のままの反応が見られたかなという気もしています。

ある程度実力主義の会社ではありますが、とは言えいけ好かない奴を昇進させる人間はいません。

やはり転職を視野に入れつつ、いましばらくは育児に専念します。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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